コジオスコ山は女性として世界初の7大陸最高峰登頂に成功した、登山家の田部井淳子さんも1991年に登頂されています。


コジオスコの夕陽
(オーストラリアでは他に、タスマニア最高峰・オッサ山、エアーズロック、ロードハウ島最高峰・ゴウアー山などの登頂をされています)

その10年後、2001年には7大陸最高峰登頂の世界最年少記録を23歳の時に塗りかえた冒険家、石川直樹さんも登頂しています。
ご本人の日記には、『オーストラリアの最高峰コジウスコは高尾山(関西で言うと六甲山?)みたいな山で、登山とさえいえない。』と記されています。

正直な話、登山家・冒険家には物足りないのかもしれませんが、世界最古のオーストラリア大陸ならではの景観、そして、誰にでも挑戦できるアクセスの良さは、PRICELESS! だと思うのです。

リフト

コジオスコエクスプレス〜イーグルズネストハット

それではここで、スレドボアルパインヴィレッジからコジオスコ山頂までのハイキングコースを説明します。まずは、コジオスコエクスプレス(4人乗り高速チェアリフト)で、イーグルズネストハットまで登ります。夏の間は毎朝9:00から午後4:30まで運行しています。標高1,370mのベースから一気に1,930mまで結構な標高差を稼いでくれるので、ハイキングの
スタート地点から山頂までの標高差はわずか300mたらず。余談ですが、
イーグル ズネストハットのレストランは、オーストラリアで最も標高の高い位置に
あるそうです。ここから往復13kmの行程になりますが、途中、お手洗いがありません
ので、ここのトイレで必ず用を足しておくことをお薦めします。

イーグルズネストハット〜コジオスコ展望台

振り返るとスレドボアルパインヴィレッジが一望でき、午前中は丁度順光になる
ので、記念撮影のポイントです。いよいよハイキングのスタートですが、先に述べた
ように、6.5kmの距離をかけてわずか300m登るだけなので、鼻歌交じりに
どこまでも続くなだらかな高原を歩くというかんじです。しかも、山頂付近までは
金属製の網板(メタルパス)が敷かれていて、とても歩きやすく、子供でも迷子に
なるようなことはまずありません。途中、お花畑やクリークにかかる小さな橋があります。
メインルートから右に少しそれたところ、標高2,000mのコジオスコ展望台までは約2km、ゆっくり歩いても1時間で
到着します。

コジオスコ登山道


コジオスコ展望台〜クータパタンバ湖



コジオスコ展望台〜クータパタンバ湖
クータパタンバ湖
コジオスコ展望台からメインルートへ戻り、さらに山頂を目指して歩くとまもなく左手にLake Cootapatamba(クータパタンバ湖)という舌を噛むような名前の付いた湖が
見えてきます。アボリジニの言葉で“ワシの舞うところ”という意味だそうで、オーストラリアで一番標高の高い湖。

クータパタンバ湖〜ローソンズ峠

クータパタンバ湖を通りこすと、両側に丸みを帯びた大きな岩がゴロゴロと現れて
きます。地球上で最も古い大陸で、長い年月をかけて太陽と風に削り取られた岩肌
の堅い部分だけが残されて、このような奇岩群ができたといわれています。その
岩場を通り過ぎ、さらに登っていくと右手から合流する登山道(サミットウォーク)が
見えてきます。この合流地点が標高2,110mの、ローソンズ峠(Rawson’s Pass)で
す。話は戻りますが、ローソンズ峠まで続いたメタルパス(金属製の網板)は17年か
けて1999年に完成したそうです。冬になると雪の漸動の影響を受けるので、毎年
夏 のシーズン前には補修が欠かせないとのこと。エライ根気強い労力に感謝です。

コジオスコ登山途中の岩
 
ローソンズ峠
ローソンズ峠
ローソンズ峠
ローソンズ峠


ローソンズ峠〜コジオスコ山頂

出発点からここまでで約5km、ここから山頂まではあと1.5kmです。ローソンズ峠で 左手に山頂へつづく旧登山道の跡が見られます。メインルートは山頂に向かって 右手を迂回するように続いており、ここでメタルパス(金属製の網板)に替わって、 砂利を敷かれた登山道にゴムが埋め込まれています。これは古タイヤを砂利留め 用に再利用しているのだそうです。足許は滑らないのですが、ところどころつまずき やすいのでご注意を。勾配が少しだけきつくなりますが、さらに視界がひらけ遠く ビクトリアンアルプスまで見渡せます。このあたりの岩場には、マウンテンピグミー ポッサムという、VIC州とNSW州のにしか棲息しない珍しいポッサムが いるそうです。1966年までは化石しか確認されず、絶滅種とされていた動物で、 体長11Cm、尻尾の長さは14Cm、夜行性のため日中はなかなか姿を現さない ようです。

コジオスコ山頂からの眺め
コジオスコ山頂からの眺め
コジオスコ山頂風景
コジオスコ山頂風景
コジオスコ山頂からの眺め
コジオスコ山頂からの眺め

標高2,228m大陸最高峰の山頂へ

さらに登っていくと、氷河の浸食作用により丸みを帯びた山頂が見えてきます。山頂には石畳がしかれ、岩を積み上げた四角い柱が立っており、そこが山頂です。360度視界がひらけ、登頂を終えたハイカーたちが思い思いにお弁当を広げ、休憩をとっています。携帯電話の感度は良好、登頂達成の喜びを家族や仲間に知らせる姿、家族団らんしているファミリー、長年連れ添ってきたパートナーと満足げにお茶をのむ老夫婦、コジオスコ山頂はとっても和やかな雰囲気に包まれているのです。



(南半球に春到来、オーストラリア大陸最高峰・コジオスコ山に登ろう!【Vol3】へ続く 
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